1951-11-30 第12回国会 参議院 予算委員会 第25号
政府は抜本塞源的措置として、物価安定に深甚の配慮をなされると共に、税負担が依然として国民負担の限界に達している実情に鑑みて、努めて財政規模の縮小を図り、実質的減税に努力をして頂きたい。なお従来より免税点以下にあつた低額所得階層は、このたびの税調整によつては物価騰貴の生活に対する重圧を緩和し得ないのであります、この事実を深く顧みられて、社会保障施策を強力に推進されたいのであります。
政府は抜本塞源的措置として、物価安定に深甚の配慮をなされると共に、税負担が依然として国民負担の限界に達している実情に鑑みて、努めて財政規模の縮小を図り、実質的減税に努力をして頂きたい。なお従来より免税点以下にあつた低額所得階層は、このたびの税調整によつては物価騰貴の生活に対する重圧を緩和し得ないのであります、この事実を深く顧みられて、社会保障施策を強力に推進されたいのであります。
その根本原因の探求及びその抜本塞源的措置について、各委員から、前回の委員会において熱心に討議が行われまして、建設省政府委員に強くこれらの事柄を要望をいたして来たのでありますが、本日はあらためて各委員より述べられましたことを総合的に大臣にお伺いいたしたいのであります。
すなわち、この現状こそは、いわゆる不健全分子に好餌を與えて、あるいはあぶれをなくせよとか、あるいは出つらをよこせとか、職安闘争に名をかる不穏行動への余地を残す結果となつておるのでありますから、政府はよろしく財政的能力とにらみ合せて抜本塞源的措置を講ずべきであります。
地方財政の眞の確立をはかるためには、地方財政委員会の案をもつてしても十分でなく、住民負担の軽減、独立自律制の確立、國の公益と地方公共團体の自主権との調和、自治の振興、治安の確保等各方面からの抜本塞源的措置が講ぜられなければならないのであります。